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会長挨拶

広島司法書士会会長 竹岡龍太郎

 広島司法書士会のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
2025(令和7)年5月に会長に就任いたしました竹岡龍太郎です。

1.司法書士は
 私たち司法書士は、明治5年の「司法職務定制」により始まり、約153年の歴史を有する制度です。この間、土地や建物の売買、相続などの不動産登記や会社の設立、役員変更などの商業・法人登記をはじめとする登記業務を専門的に取り扱い、不動産取引の安全や企業・法人の公示機能の充実をはかり登記制度の信頼を支えてきました。
 近年は、登記業務のほか、裁判事務(訴状等の裁判所に提出する書類作成や法務大臣の認定を受けた司法書士による簡易裁判所での訴訟代理など)、成年後見業務や家族信託、遺産承継などの財産管理業務、相続や遺言に関する業務、中小企業に向けての法務など、“市民の身近なくらしの中の法律家”として、地域社会の安心と法的安定のため業務に携わっています。
 詳しくは、当ホームページの「こんな時は司法書士へ」をご覧ください。

2.広島司法書士会は
 広島司法書士会は、広島県内に事務所を持つ司法書士574名(26法人含。令和7年4月1日現在)を会員とし(司法書士業務を行うためには必ずその地域を管轄する司法書士会に入会しなければなりません)、会員の品位を保持し、司法書士業務の改善進歩を図るため、会員の指導及び連絡に関する事務を行うことを主な目的とする団体です。
 広島司法書士会は、会員の資質向上と執務環境の整備を行い、会員がより質の高い法的サービスを提供できるよう努め、これを通じて、司法書士制度の社会的使命を実現し、市民の皆様が安心して暮らせる地域社会の実現に貢献してまいります。
 その他にも、市民の皆様に向けて、相談センターの運営や、講演会・市民公開講座の開催、各種法律教室・法教育事業などを行っています。
 詳しくは、当ホームページの「広島司法書士会について」をご覧ください。

3.相続に関する法改正などへの取組
 社会問題となっている所有者不明土地・空き家問題対策の一つとして、令和6年4月1日より相続登記の申請が義務化されました。また、令和8年4月1日には住所等変更登記の申請義務化がスタートします。相続に関する関心の高まりを背景にその相談が増加していますが、司法書士は、長年、相続登記の専門家としての経験やノウハウを積み重ねており、相続に関する手続は司法書士が最も得意とする分野です。相続・登記制度の担い手として、これらの法改正や社会的要請に対しても、司法書士は、市民の暮らしを適切にサポートしてまいります。
 広島司法書士会では「相続登記相談センター」や、「常設の無料相談センター」を開設し、こうした相談に対応していますので、気軽にご相談いただければ幸いです
 詳しくは、当ホームページの「無料相談窓口を探す」をご覧ください。

4.市民の身近なくらしの中の法律家として
 司法書士は、これからも、専門性の研鑽と自治体等の関係機関との連携を強化し、市民の皆様に寄り添った法的サービスの提供を続けてまいります。市民の皆様には、司法書士を“市民の身近なくらしの中の法律家”として感じていただき、ご活用いただければ幸いです。当ホームページが司法書士を知り、活用するきっかけとなり、皆様の法的な課題の解決の端緒となることを願っております。
 今後とも広島司法書士会や司法書士制度へのご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2025(令和7)年5月
広島司法書士会 会長 竹岡龍太郎

会長声明

2023年05月01日
当会会員による預かり金の私的流用について(会長声明)
2021年04月21日
民法等の一部を改正する法律等の成立を受けて~相続登記の義務付けに向けた司法書士の役割~(会長声明)
2020年04月17日
民事裁判手続等のIT化に関する会長声明
2014年09月04日
当会会員の逮捕に関する会長声明
2014年07月24日
貸金業の規制緩和に反対する会長声明
2007年10月24日
広島司法書士会会員の逮捕に関する緊急会長声明